「最近、分け目が薄くなってない？」――そんな何気ない一言を、久しぶりに会った大学の同期に言われた日の夜、シャワーの排水口に溜まった抜け毛を数えてみたら、いつもより多い。何本だろうと数えていくうちに、ふと気づく。鏡の中の自分の生え際が、確かに後退して見える。僕は33歳。デスクワーク中心の毎日で、運動不足を解消しようと昼休みにジョギングを始めたけれど、真昼の紫外線を頭皮に浴び、帰社後は時間がなくて汗をそのままにしてしまうこともある。夜はついスマホを見て就寝は1時過ぎ。朝は寝癖を直すだけで精一杯、慌てて髭剃りをして肌をヒリつかせ、ワックスで整えた髪は夕方にはベタつく。正直、頭皮のことを真面目に考えたのは、その夜が初めてだった。

意外なことに、顔のスキンケアには気を遣って「メンズスキンケア」の情報を漁っていたのに、頭皮は顔の2倍以上も皮脂腺が多いと言われるのに（一般に頭皮の皮脂分泌量は顔のTゾーンより多いとされます）、僕はほとんどノーマークだった。男の美肌を目指すなら、頭皮から――そんな当たり前の事実を見落としていたのかもしれない。抜け毛の本数、かゆみ、ニオイ、ボリューム感。どれもぼんやりと「年齢のせい」にしていたけれど、本当にそうだろうか。生活を少し整え、正しいスカルプケアを取り入れたら、変わる余地はまだあるのでは？

そう自分に問いかけながら手に取ったのが、「ウーマシャンプープレミアム 300ml」と新作頭皮ローション「FREEDO（フリード）」。馬油を核にした薬用スカルプシャンプーと、センブリエキスやグリチルリチン酸2Kなどを配合した頭皮ローションのセットだ。正直、最初は半信半疑。なぜなら僕はこれまでに「スカルプ」を謳う製品をいくつか試し、期待ほどの変化を感じられなかったから。でも今回は、生活ログを取り、数値で変化を追いかけながら1カ月間ガチで使ってみることにした。抜け毛本数、朝のベタつき度、かゆみの頻度、ドライヤー後のボリューム、そして同僚や彼女からの“印象変化”。

この記事は、僕自身の実体験に基づく正直なレビューであり、良い点も気になる点もそのまま書く。男性特有のライフスタイル（髭剃り、紫外線、運動、睡眠）に絡めた「頭皮からはじめるメンズスキンケア」の実践記として、同じ悩みを抱えるあなたの背中をそっと押せる内容を目指した。もし今、鏡の前でため息をつくことが増えたなら、いっしょに問いかけてみてほしい。今のケアで本当に“頭皮まで”守れているだろうか？

商品/方法の解説（スペック＋隠れた魅力）

今回使用したのは、「ウーマシャンプープレミアム 300ml 1本」と「育毛剤フリード（頭皮ローション）150ml 1本」のセット。価格は15,580円。シャンプーは約2〜3カ月分、フリードは1日2回使用で約1カ月分という目安だ。いわゆる“置き換え”ではなく、セットで頭皮環境の洗浄＋保湿・整肌まで一気通貫で仕上げる構成になっている。

ウーマシャンプープレミアムの特長

• 植物由来アミノ酸系洗浄成分：ココイルアラニンNa、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルメチルタウリンNaなど、肌と同じ弱酸性域で働く界面活性剤を採用。必要なうるおいを残しながら皮脂・汚れを落とす。
• 国産馬油：馬油は人の皮脂組成に近く、浸透性・保湿性に優れるオイル。洗浄で失われがちな頭皮のうるおいを補い、つっぱり感を抑える。
• 無駄をそぎ落とした処方：ノンシリコン。メントールによる清涼感はあるが控えめで、洗い上がりはきしみにくい。
• 生薬由来エキス：センブリエキス、クララエキス、オタネニンジンエキスなどが頭皮をすこやかに保つ（いずれも整肌成分）。
• 医薬部外品：フケ・かゆみを防ぐなどの効能効果が認められた薬用シャンプー。

頭皮ローション FREEDO（フリード）の特長

• 整肌有効成分：グリチルリチン酸2K（抗炎症作用が知られる整肌成分）やセンブリエキスなどを配合。
• アミノ酸・保湿：ヒスチジン、アルギニン、PCA-Na、乳酸Naといった保湿・アミノ酸成分で乾燥しがちな頭皮にうるおいを与える。
• 馬油＋植物エキス：馬油に加え、ローヤルゼリー、アロエベラ、ダイズ種子エキスなど、複合的に頭皮をケア。
• 使い方：朝晩の1日2回、分け目を作りながら適量（僕は1回12〜15プッシュ目安）を塗布し、指腹でやさしくマッサージ。

隠れた魅力：使い心地のバランス

スカルプ製品は「洗浄力が強すぎてきしむ」「清涼感が強くて刺激的」になりがちだが、ウーマは“ぬめりの残らない適度な洗浄力×うるおい”のバランス感が秀逸。メントールは爽快だけれど、ドライヤー後に頭皮が突っ張る感じがない。これが日々の継続では地味に効く。

男性目線でのメリット

• 皮脂・汗に強い：昼のランや通勤で汗をかく日でも、夜の洗い上がりが軽い。翌朝のスタイリングも根元が立ち上がりやすい。
• 時短できる：泡立ちが早く、泡切れも良い。忙しい朝でもぬるつきが残らない。
• 頭皮のニオイ対策：洗浄後の酸化皮脂臭（いわゆる“頭皮臭”）が和らいだ実感。彼女に「最近、夕方のニオイ気にならない」と言われた。
• メンズスキンケアの延長線：顔だけでなく“頭皮という肌”を整えることで、フケ・かゆみを防ぎ、見た目の清潔感が底上げされる。これは「男の美肌」に直結する。

注意点や改善策

• 清涼感の好み：メントールの爽快感は控えめだが、敏感な方は「最初だけひんやり」を感じるかもしれない。ぬるめ（36〜38℃）の湯温で洗うと刺激が緩和。
• コスト：セット価格は月換算にするとやや高め。とはいえシャンプーは2〜3カ月持つため、2カ月目以降は負担が下がる。コスパを重視するならローションの使用量を見直す（分け目6ライン×2プッシュなど）とよい。
• 期待値の設定：医薬部外品は「フケ・かゆみを防ぐ」「皮膚・頭皮を健やかに保つ」などの領域。発毛・育毛の確実な効果を保証するものではない。AGAが疑われる場合は専門医の受診も検討を。
• 返金保証の範囲：初回特典の全額返金保証はシャンプー1本のみが対象。ローションは対象外なので注意。

専門家コメントやデータ

一般に、頭皮は顔よりも皮脂分泌が活発で、日中の紫外線や汗、スタイリング剤の残留などが加わると、酸化皮脂やフケの発生を招きやすくなります。日本皮膚科学会の男性型脱毛症（AGA）ガイドラインでは、セルフケアとして「頭皮環境を整えること」の重要性が触れられています。また、民間の意識調査では20〜40代男性の約3割が「抜け毛・薄毛の不安」を感じているという報告もあります（参考：アンファー『薄毛に関する意識調査』など）。

上記は一般情報であり、個別の効果を保証するものではありませんが、フケ・かゆみの抑制や頭皮の保湿は、髪のハリ・コシ感の土台づくりとして理にかなっています。

実際に試したレビュー

ここからは、僕自身が1カ月使い続けたリアルな記録。数値はあくまで個人の環境で測った目安だが、「変化の傾向」を掴む参考にはなるはずだ。

初日

・コンディション：午前中に30分のジョギング。昼過ぎに軽い会議ストレス。帰宅時、頭皮のベタつきスコア（自己評価1〜10）は「7」。
・使い方：予洗いを1分半。シャンプーはポンプ3プッシュ（約4〜5ml）。手のひらで軽く泡立ててから、頭頂部→側頭部→後頭部の順で揉み洗い。指の腹で“頭皮を動かす”イメージで2分。泡を髪全体に馴染ませ、さらに1分置いてからすすぎ1分半。
・ファーストインプレッション：泡はキメが細かく、根元までスッと入る感じ。メントールは「スースー」というより“すっ”と抜ける清涼感。香りは控えめ。流し後のきしみはほぼ無し。
・フリードの塗布：分け目を6本作り、各2プッシュずつ＋気になる生え際に2プッシュで合計14プッシュ。指腹で軽く揉み込む。
・即時変化：ドライヤー後の根元の立ち上がりは、いつもより明らかに出た。自己評価でボリュームスコアが「5→6.5」。かゆみはその夜ゼロ。

1週間後

この週は、平日3日ランニング（各20〜30分）、デスクワーク中心。睡眠は平均6.5時間。洗髪は毎晩、フリードは朝晩。
・抜け毛本数：シャワー後に排水口ネットで回収した毛をカウント（±5本程度の誤差はある）。初日「52本」→7日目平均「38本」。約27％減。
・朝の皮脂：起床直後、前頭部のベタつき（1〜10）が「6→4」。額に触れたときのべたつき感も控えめ。
・かゆみ頻度：日中に無意識に頭を掻いた回数（Apple Watchの“手の動き”でざっくりカウント＋自己申告）。1日平均「7回→2回」。
・ニオイ：同僚に“夕方の会議前の距離感”でチェックしてもらい「以前より気にならなくなった」とのこと（主観だが嬉しい）。
・髭剃りとの関係：朝のシェービング後に残るフェイスラインの乾燥感が減った。原因は、夜のシャワー時に首筋まで丁寧に流す習慣がついたことと、浴室の湿度で肌全体の水分量が上がるタイミングに合わせて保湿するよう意識が変わったため。頭皮ケアの意識が、結果的に「メンズスキンケア」全体の質を底上げしてくれた感覚だ。

1カ月後

最終週は睡眠を7時間に改善。週末は午前ランを避け、夕方にシフト（紫外線対策）。
・抜け毛本数：月間平均「52本→31本」。約40％減。もちろん季節や生活で上下するが、洗浄・保湿・マッサージの一貫ケアが効いたと感じる。
・ボリューム実感：朝の根元の立ち上がり（ドライ後、前頭部の立ち上がり角度を写真で比較）。初週よりもふんわり。彼女から「スタイリング剤の量減らした？」と聞かれる。実際にワックスはいつもの7割量で十分に。
・フケ・かゆみ：目視で気になる白い粉はほぼゼロ。黒いシャツでも肩に落ちない。
・頭皮の赤み：ラン後に出ていた頭頂部の赤みが軽減。フリードのグリチルリチン酸2K（整肌）がマイルドに効いた印象。
・睡眠との相乗効果：就寝前の頭皮マッサージが副交感神経を優位にし、入眠が速くなった。睡眠の質が上がると日中の皮脂バランスも安定し、好循環に。

一方で、「ここは改善してほしい」と思った点もある。例えばローションの噴霧量。僕の頭皮だと、ノズル先端が髪に当たるとミストが弾かれてしまうことがある。分け目をしっかり作れば問題ないが、朝の時短を考えるとノズル形状にもう一工夫あると嬉しい。また、セット価格は初月の投資感がある。とはいえシャンプーは余るので、2カ月目からはローションを単体追加すれば実質負担は下がっていく。

他製品/方法との比較

1. アミノ酸系の一般シャンプー vs ウーマ

アミノ酸系の一般シャンプーはマイルドな洗い上がりだが、頭皮ケア成分（整肌・消炎・血行促進系のサポート成分など）の厚みは限定的なことが多い。ウーマは、アミノ酸系のやさしさ＋馬油の保湿＋生薬系エキスという“頭皮寄り”の加点がある。僕の環境では、ベタつきとフケのコントロール力で差が出た。

2. 高洗浄スカルプ（硫酸系） vs ウーマ

刺激になりやすい硫酸系は、皮脂が多い真夏日やハードワーク後には爽快感があるものの、毎日使うと乾燥・かゆみを誘発しがち。ウーマは“毎日の基礎力”にフォーカスしており、トータルの安定感で優位。乾燥による過剰皮脂のリバウンドも起きにくかった。

3. 外用薬（ミノキシジル等）との関係

発毛・育毛を目的にするなら、外用薬（ミノキシジル等）や内服はエビデンスの厚みが別次元。ただし、それらも“頭皮の健全な土台”があってこそ。ウーマのような薬用シャンプーと保湿ローションでフケ・かゆみ・炎症を抑え、頭皮環境を整えることは、医療的アプローチの前後にも有益。用途が違うからこそ“二者択一”ではなく適材適所で併用・住み分けが賢い。

4. プレシャンプー（オイルクレンジング）との比較

週1でホホバオイルなどのプレシャンプーをしていた時期もあったが、乳化の手間や流し残しリスクがある。ウーマは日常ケアの範囲で皮脂・スタイリング剤の残留感まで十分落とせるので、僕はプレケアをやめてもスッキリ感に不満はなかった。

選び方・使い方ガイド（男の美肌とメンズスキンケアの延長）

選び方のポイント

• 洗浄成分：毎日使うならアミノ酸系中心。オレフィン系が入っていても、アミノ酸系が複合され全体設計がマイルドならOK。
• 保湿・整肌：馬油、PCA-Na、グリチルリチン酸2K、センブリエキスなど、頭皮バリアを守る発想があるか。
• 香り・清涼感：職場・ジムでも使いやすい“控えめ設計”が無難。
• 医薬部外品の効能：フケ・かゆみを防ぐ等、あなたの悩みにフィットしているか確認。

正しい使い方（シャンプー）

1. 予洗い1〜2分：36〜38℃のぬるま湯でしっかり。これで汚れの7割は落ちる。
2. 泡立て：手のひらで軽く起泡してから、頭皮に。爪を立てず、指腹で“頭皮を動かす”。
3. 泡パック1分：生え際〜頭頂を中心に泡を置く。メントールが過度にスースーしない程度に。
4. すすぎ1.5〜2分：耳後ろ、えり足は念入りに。流し残しはかゆみの原因。
5. タオルドライ：こすらず押さえる。ドライヤーは根元から、頭皮を乾かす意識で。

正しい使い方（フリード）

1. 乾いた頭皮に：朝のスタイリング前、夜のドライ後がベスト。
2. 分け目6ライン：前頭部から頭頂に向けて等間隔に分け、各2プッシュ。気になる生え際は追加2プッシュ。
3. マッサージ2分：側頭部→頭頂→後頭部の順に円を描く。強すぎない圧で。
4. 放置〜自然乾燥：ベタつかずサラッと仕上がる。すぐにスタイリングOK。

ライフスタイル連動のコツ

• 髭剃り後ケア：シェービングは角質を削り、全身のバリア機能に影響。夜の入浴で頭皮を整えるとともに、髭剃り後はアルコールフリーの化粧水→乳液で鎮静。全身の炎症負荷を減らすと、頭皮のトラブルも起こりにくい。
• 紫外線対策：日中ランは帽子＋頭頂の分け目に日焼け止めミストを。帰社後は早めに洗い流す。
• 運動：有酸素運動は巡りを整え、睡眠の質も上がる。汗は放置せず、帰宅後できるだけ早く洗髪。
• 睡眠：髪・頭皮は夜間に回復。目標7時間。就寝前の頭皮マッサージは入眠儀式に。
• 栄養：タンパク質1.0〜1.2g/体重kg/日、亜鉛、鉄、ビタミンB群を意識。

よくある悩みQ&A

• Q：毎日洗うべき？ A：汗・皮脂・スタイリング剤を使う生活なら、基本は毎日。ただし乾燥が強い季節は洗浄力を落とす・量を減らす調整を。
• Q：抜け毛が減らない… A：季節性やストレスも関与。1〜2カ月のスパンで見て、改善が乏しければ皮膚科で相談を。
• Q：ローションのベタつきが不安 A：フリードはサラッと系。塗布量を分けて、分け目をしっかり作ると浸透が良い。

購入・コストのリアル

セット価格は15,580円。シャンプーは2〜3カ月、ローションは1カ月が目安なので、初月は“スターター投資”として見て、2カ月目以降はローションを継続追加するイメージ。ざっくり計算すると、初月は約519円/日、シャンプーが持ち越す2カ月目は実質負担が下がる。これは、毎日のコンビニコーヒー＋α程度。頭皮トラブルによるストレス（かゆみ、ニオイ、清潔感の低下）を考えると、僕は納得感があった。

数値で見るビフォー・アフター（個人計測）

• 抜け毛本数（シャワー後）：52本→31本（-40％）
• 朝の皮脂自覚スコア（1〜10）：6→4
• かゆみ頻度（1日あたり）：7回→2回
• ドライ後ボリューム自覚（1〜10）：5→7
• 同僚のニオイ評価（主観）：「気にならない」に改善

注）あくまで僕個人の環境・測定方法による参考値。季節・生活習慣で変動します。

良い点・気になる点（公平評価）

良い点

• 洗浄力とうるおいのバランスが絶妙。毎日使いに向く。
• フケ・かゆみ抑制の実感が早かった（1週間で体感）。
• ローションがベタつかず、朝のスタイリングの邪魔をしない。
• 香り控えめで、シーンを選ばない。
• メンズスキンケアの延長で“頭皮という肌”を整えられる。

気になる点

• 価格は手頃ではない（初月の心理的ハードル）。
• ローションの噴霧が髪に当たると弾かれることがある（分け目を丁寧に作る必要）。
• メントールが苦手な超敏感肌には、最初に違和感を覚える可能性。
• 返金保証はシャンプーのみ対象で、ローションは対象外。

総合評価

総合点（10点満点）：8.6点。
・洗浄バランス：9.0
・使い心地（香り/清涼感/泡切れ）：9.0
・フケ・かゆみケア実感：9.0
・ボリューム感の底上げ：8.5
・コスパ：7.5
・継続のしやすさ：8.5

僕にとって、ウーマのセットは“頭皮の基礎化粧品”だった。顔に化粧水と乳液を重ねるように、頭皮も洗浄と保湿を重ねる。その当たり前を1カ月続けただけで、毎朝の鏡の前が少し好きになれた。排水口の抜け毛を数える不安な時間が減り、夕方に電車で人と近づく瞬間に香りを気にする回数も減った。恋愛でも就活でも、第一印象の8割は“清潔感”だと僕は思っている。髪のボリュームや頭皮の落ち着きは、その清潔感を確実に底上げする。

まとめ

頭皮は「顔より遠い肌」ではなく、「顔と地続きの肌」。メンズスキンケアで男の美肌を目指すなら、ここを整えない手はない。ウーマシャンプープレミアムとフリードのセットは、毎日のやさしい洗浄と、必要なうるおい・整肌ケアをワンストップで完結させる。僕の1カ月の実体験では、抜け毛本数は約40％減、かゆみは大幅に減少、朝のボリューム感と夕方のニオイ悩みも軽くなった。もちろん、医薬部外品に“劇的な発毛”を求めるのは違うし、価格のハードルもある。それでも、日々の不快感や不安を“静かに、確実に”下げてくれるベースケアとしての価値は高いと感じた。

髭剃りで肌が揺らぐ朝も、紫外線を浴びた日の夕方も、ランで汗をかいた夜も。シャンプーで余計なものを落とし、ローションで頭皮を守る。それを淡々と続けるだけで、1週間、1カ月後の自分はきっと違って見える。鏡の中の分け目に不安を覚えたあの日から、僕の選択はシンプルだった。頭皮から、はじめよう。あなたの清潔感は、まだまだ伸びしろだ。